ほくろは、メラニンを生み出す母斑細胞と呼ばれる細胞からなる良性の腫瘍(しゅよう)で、色は茶色、黒色です。ほとんどの人にほくろがありますが、生まれつきのものや、成長に従ってできるほくろもあります。多くの場合、悪性化することはありませんが、手の裏や足の裏など、けがをしやすい場所にあるほくろの場合、けがをきっかけにメラニン細胞ががん化する悪性黒色腫(メラノーマ)となることがあります。生まれつきあるほくろが変化しない場合は、ほとんど心配することはありません。
悪性黒色腫が疑われる場合のポイントとして、新しくほくろができた、またはすでにあるほくろが(1)大きくなる(2)色が変わる(3)出血する、または痛みがある−の症状があります。これらの症状が出た場合は、皮膚科で検査して、悪性かどうかを調べなくてはいけません。
ほくろが悪性と診断された場合は、除去手術が必要になります。悪性黒色腫だった場合、リンパ管と血管を通じての転移が一番心配なため、全身麻酔をかけて皮膚のかなり深い所までくりぬく必要があります。」
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「こどもの為を思うならば、ほくろ取りは幼いうちは出来るだけしない方向で、親御さんはコミュニケーションや愛情を持って子供に接してあげてはどうでしょうか。子供との会話の中に、ほくろもチャームポイントという事や個性があって良い、ほくろがあると名前を覚えてもらいやすいなどのほくろの良い点を伝えてあげるのも1つの方法だと思います。
また子供のうちに子供自身が今「ほくろ取り」をしたいと希望している場合は、「酷い傷跡になりもっと目立つようになるから、傷跡が残らないように大人になって強い皮膚になったら取って貰おうね」などと、優しく伝えてあげてはどうでしょう。
年頃になれば、自分で「ほくろ取り」の選択をできるようになりますし解決する方法も見つけられるでしょう。ですから、まだいろんな判断の出来ない子供のうちには親御さんが体に傷をつけない方法を選んであげるようにしましょう。
実は私の友人も子供の頃から額の真ん中にあったほくろをとても気にしていたそうなんですが、ある程度の年頃からそれが自分のチャームポイントと思えるようになって子供の頃は、なぜあんなに嫌っていたんだろうと思ったそうですよ。
ほくろをどう思っているのか、または、悩みの深さなども人それぞれではありますが、いずれ、働いて自分でお給料を稼げる年頃になって本人が子供の頃から悩んでいた「ほくろ取り」を希望する時は、大人になってまでも気にしている事ですし、今までも相当の我慢をしてきたと思いますので、親御さんは何も言わずに認めてあげてはどうでしょうか。ほくろ取りをして本人が明るく前向きになるのでしたら、良いことだと思いますよ。
他にも子供の頃に親御さんが気をつけてあげれることはあります。外に出て遊ぶ機会が多い子供の頃は、強い紫外線をどんどん浴びてしまいます。大人のようにすぐにほくろやシミになってしまう心配はありませんが、将来的には子供の頃からの紫外線の積み重ねが発生してしまう事に繋がる可能性があります。
お母さんだと、シミ・ほくろ・そばかすが出来ないように、ご自分の紫外線対策は日焼け止めなどを使用してケアしていると思います。子供のお肌も同じく日焼け止めを塗るなどして、紫外線対策をしてあげてくださいね。」